「国際親善試合、日本代表3-0ボリビア代表」(18日、国立競技場) FIFAランキング19位の日本代表は同76位のボリ…

 「国際親善試合、日本代表3-0ボリビア代表」(18日、国立競技場)

 FIFAランキング19位の日本代表は同76位のボリビア代表に3ゴール&ガーナ戦に続く2戦連続完封で快勝した。10月のブラジル戦から3連勝を飾り、来年6月の北中米W杯に向けて、最高の形で年内ラストゲームを締めくくった。

 18年9月のコスタリカ戦から今回がちょうど国際Aマッチ100試合目の指揮となった森保監督。2-0で完勝した14日のガーナ戦からスタメン7人を入れ替えた。MF遠藤(リバプール)、MF鎌田(クリスタルパレス)、DF板倉(アヤックス)らが先発復帰した。

 立ち上がりから積極的に仕掛ける日本は前半4分、右サイドで持ち上がったMF久保(Rソシエダード)がエリア内でフリーになっていた鎌田に正確なクロス。鎌田は余裕を持った胸トラップから左足で迷うことなく蹴り込み、難なく先制点を決めた。

 後半22分には攻撃陣の3人をチェンジしてFW上田(フェイエノールト)、町野(ボルシアMG)、MF中村(スタッド・ランス)を投入。前線を活性化させると、26分に中村から町野へのコンビネーションで追加点が決まる。33分には上田からのパスをエリア内で受けた中村が技ありの右足シュートで3点目をたたき込んだ。

 これで年内の代表活動は終了。森保ジャパンの日本代表通算成績は69勝14分け17敗となった。来年6月開幕のW杯北中米大会に向けて、12月5日(日本時間6日)には米国ワシントンで注目の組み合わせ抽選が行われる。

 試合後のインタビューで森保監督は「勝利を届けられてうれしい。また自信になり、来年へのチャレンジに繋げていける。私自身は目の前の一戦一戦できていて、(100戦目の)感慨はないんですけど、いい選手、スタッフに恵まれて感謝」と振り返った。

 2点目の町野のゴールの時には選手の歓喜の輪に加わった。「選手が『来い』って言ってたんで、あんまり呼ばれることはないんですけどうれしかったです」と笑顔。優勝を狙う7カ月後のW杯に向けて「W杯への道のりはそんなに簡単ではないが、世界一を目指して、チャレンジしていきたい」と見据えた。