16日に陸上教室を開催した男子走り幅跳びの橋岡優輝(26=富士通)が、元トップアスリートの両親と一緒に取材に応じた。競技…

16日に陸上教室を開催した男子走り幅跳びの橋岡優輝(26=富士通)が、元トップアスリートの両親と一緒に取材に応じた。

競技の魅力を子どもたちに届けようと、自身プロデュースのイベントで「助っ人」として呼んだのは、男子棒高跳びで日本選手権7度の優勝歴を持つ父利行さん(61)と、女子100メートル障害、3段跳び、走り幅跳びで活躍した母直美さん(57)だった。

普段、米国拠点の橋岡が帰国した時には家族で買い物を楽しむなどして過ごすというが、3人でイベント運営をするのは今回が初めて。橋岡は「やっぱり、両親の手を借りるのが1番。身近で強力な助っ人。『ちょっと一緒にやろうよ。暇だろ?』みたいな感じで」と2人に直接オファーをしたという。

愛息の頼みに「暇だったので」と冗談交じりで答えたのは利行さん。ただ、「本当にありがたい話で息子とこうやって一緒に何となくいい場を設けていただいて、本当に感謝しています」とも。参加者と一緒に特別な家族の時間を楽しんでいた。

直美さんも「東京の世界陸上であんなに国立競技場が陸上でいっぱいになることがなくて、あれを本当に見られて感動した。ぜひ今この『陸上熱』があるうちにできたら」と快諾した。

3人合わせれば、日本選手権は計18度の優勝を誇るアスリート一家。「橋岡家だからこそ、できること」。橋岡も頼もしい家族の存在に声を弾ませていた。