<B1:仙台80-85広島>◇16日◇第11節第2日◇ゼビオアリーナ仙台仙台89ERSがプロとしての意地を見せた。55ー…

<B1:仙台80-85広島>◇16日◇第11節第2日◇ゼビオアリーナ仙台

仙台89ERSがプロとしての意地を見せた。

55ー69と14点ビハインドで迎えた第4クオーター(Q)。集中力を切らさず、食らいついていくと、残り3分を切ってからさらにギアを上げる。船生誠也(31)が連続スチールから2点シュートを立て続けに決めるなど、5連続得点で一気に差を詰めた。残り1分を切ってからもあきらめず、ジャレット・カルバー(26)が3点シュートを決め、ホームアリーナを沸かせた。

逆転には届かなかったが、5点差にまで詰めた。ダン・タシュニー・ヘッドコーチ(HC、44)は「昨日よりかはいい戦いができた。試合終盤まで力を尽くし、あきらめない姿を見せた選手を誇りに思う」と振り返った。15日の第1戦では今季最少得点(49)でワースト点差(39)の惨敗。特に第4Qは8分近く1点も取れず、ファンもうつむくしかなかった。

勝率5割以上でバイウイーク(リーグ中断期間)突入をもくろんだものの、2季前のチャンピオンチームに2連敗。リーグ戦最初のステージは8勝10敗、東地区6位で終わった。「広島のようにタレントがそろっていて、安定しているチームに勝つには力が足りない。自分たちがミスをした時にしっかり代償を払わされた」。

ただ、自分たちの現在地を知ることができたのは、長いシーズンを考えれば、プラスかもしれない。「悔しいが、この結果と内容を受けて学び、バイウイークの間に成長して次に向かいたい」とタシュニーHC。まだ42試合ある。「ダンダン良くなる」時間はたっぷりある。