<天皇杯:町田2-0FC東京>◇準決勝◇16日◇国立競技場FC町田ゼルビアがクラブ史上初の決勝進出を果たした。MF林幸多…

<天皇杯:町田2-0FC東京>◇準決勝◇16日◇国立競技場

FC町田ゼルビアがクラブ史上初の決勝進出を果たした。MF林幸多郎はこの日が25歳の誕生日。バースデーゴールでチームを決勝進出へと導いた。

延長前半13分、DF昌子源からの浮き球パスを前線のFWオ・セフンが頭でゴール前へ流すと、MF林幸太朗が東京DFショルツの背後から擦り抜け、右足を伸ばしてのループシュートでゴールネットを揺らした。

殊勲の男は「(オ・セフンが)うまくそらしてくれたので、迷わず飛び込みました。ショルツ選手のスピードが緩んだので、ボールに触れられそうだなっていう感じで足を出しました。もう触ろうって」と振り返った。

バースデーゴールは自身にとっても初めて。「みんなから祝ってもらいました」と喜びをかみしめた。

一発勝負のカップ戦とあって、ロングスローを連投するなど攻守においてフル回転。黒田監督からも「絵に描いたような結果を生み出してくれた」とたたえられた。