<天皇杯:町田2-0FC東京>◇準決勝◇16日◇国立競技場FC町田ゼルビアがクラブ史上初の決勝進出を果たした。FW相馬勇…

<天皇杯:町田2-0FC東京>◇準決勝◇16日◇国立競技場

FC町田ゼルビアがクラブ史上初の決勝進出を果たした。FW相馬勇紀(28)は前日に第2子の男児が誕生する中、追加点をアシストと気を吐いた。

2人にマークされる中、前半からFWデュークに決定的なクロスボールを2度配球するなど、日本代表の肩書き通りのプレーを披露した。後半最後にはゴール前で直接FKのチャンスを迎えたが、ここはキックミスで壁に当ててしまい延長戦に突入。しかし後半に鋭いドリブルで左ニアサイドをえぐり、オ・セフンのゴールをアシストした。

今月は天皇杯が日本代表活動が重なった。それゆえに「この大会がなかったら代表に呼ばれていたか分からないですけど、代表は目指していたところです。森保さんは僕らに逆に、この大会に集中させてくれるような発言だったので、本当にこのクラブでタイトルを取りたいっていうふうに思っています。ファイナルに行けて良かった」と安堵(あんど)感をにじませた。

試合では揺りカゴダンスも披露。家族が増えたことで「前日のホテルで(昌子)源君が、なんかチームに家族が増えたから、そのために勝とうと言ってくれたのは本当にうれしかったし、勝てて良かった」とも話した。

公私ともに充実の相馬は、町田に初のタイトルをもたらすことを誓った。