日本代表MF田中碧(27=リーズ)が16日、14日のガーナ戦で右足を骨折した同代表MFフランシスについて言及した。後半1…
日本代表MF田中碧(27=リーズ)が16日、14日のガーナ戦で右足を骨折した同代表MFフランシスについて言及した。
後半11分、シュートを振り抜こうとした田中の足が、ブロックしようとしたフランシスの足を蹴り上げる形に。相手は立ち上がれず担架で運び出された。球際に両者が激しく挑んだ結果の不可抗力のアクシデントとなった。
試合後、ガーナ代表のオット・アッド監督(50)はこう話していた。
「日本人は本当に礼儀正しい。選手たちがベンチまできて謝った。監督の私のところまで来て謝ったんだ。これは当たり前のことでは決してない」
一連のことについて、田中は「お互い故意的なプレーでああいうことになったわけではい。個人的には起こった時に多少思うことはあった。もちろん今はいろんな人を通じて状況だったり、確認というか(連絡を)取り合っています」と現状を口にした。
相手選手は長期離脱が見込まれているというが、「彼がまた回復してプレーできることを願うしかできない」と言葉を絞り出す。
その上で「自分自身も悪質なタックルだとかそういうものをしたわけじゃない。相手選手もボールにチャレンジしようとしてああいうシチュエーションになった。どっちが悪いとかもない」と話した。
相手監督も感服した振る舞いについては「僕自身も冷静ではなかったが、そもそも、(フランシスは交代後)ベンチには座っていなかったので、交代する時に相手の代表監督には『行かなきゃな』と思った。気持ちは伝えられたので、そこはよかった」と話した。
ガーナ協会によると、フランシスは2本の骨を骨折。その後、手術を受けて成功したという。