<B3:新潟88-72岡山U>◇16日◇アオーレ長岡新潟アルビレックスBBが連勝を3に伸ばして7位から5位に浮上した。今…
<B3:新潟88-72岡山U>◇16日◇アオーレ長岡
新潟アルビレックスBBが連勝を3に伸ばして7位から5位に浮上した。今季岡山から移籍のPG浜田貴流馬(あるま、28)が16得点5アシスト。古巣相手に試合を仕切った。
浜田がチームを乗せた。55-53と2点差に詰め寄られた第3クオーター(Q)、スペースをつくってPFユージーン・フェルプス(35)のシュートを引き出し、57-53と突き放す。
その1分半後、61-53から相手ボールを奪った味方のパスを受け、自らドリブルで持ち込む。「自分が仕掛けたら最後はパスだと思うはず」。昨季までのチームメートの思考を読み、裏をかいてそのままレイアップ。63-53とリードを10点に広げて流れをものにした。「古巣というより、上位のチームを相手に、少しずつ成長して勝ちにつなげられるようになってきた」。4位の岡山に連勝し、チーム力アップを実感した。
鵜沢潤監督(44)は「もともと試合の作り方がうまいところに、自分の得点が重なってきた」と浜田をたたえた。チーム最多の21点を挙げたフェルプスを「簡単に預けるのではなく、ボールを回して彼のタイミングで入れてあげる」(浜田)と効果的に使うなど、巧みな手綱さばきで5アシスト。16得点は新潟の日本人選手最多と、内容が伴う数字を残した。
普段より気持ちが入ってもおかしくない古巣戦。「相手にとって脅威だと感じてもらえたらうれしいけど、何よりチームが勝つことが優先。勝てたことがよかった」と冷静に仕事に徹して3連勝に導いた。