<関東大学ラグビー対抗戦:明大21-17帝京大>◇16日◇第6節◇東京・秩父宮ラグビー場◇観衆7122人5年ぶり優勝を狙…
<関東大学ラグビー対抗戦:明大21-17帝京大>◇16日◇第6節◇東京・秩父宮ラグビー場◇観衆7122人
5年ぶり優勝を狙う明大が、劇的な逆転で帝京大から対抗戦5年ぶり勝利を挙げた。
14-17と3点を追う後半46分、左ラインアウトからモールを形成し、そのまま押し込んだところで相手の反則を誘い、ペナルティートライで7点が追加された。場内は「メイジコール」に包まれ、選手は抱き合って涙を流した。
プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選出されたプロップ田代大介(3年=大分舞鶴)は「今日のスコアは(ベンチ入り)23人だけでなく、明治のチームみんなでつかみ取った勝利。(最終戦の)12月7日、最後に必ず勝って(全国大学)選手権を迎えたいと思います」。CTB平翔太主将(4年=東福岡)は「試合前から最後の最後に点数が上回っていたらいいと考えていた」と劣勢の展開にも動じず「シンプルにうれしい」と喜びをかみしめた。
全国大学選手権4連覇中の帝京大も、後半40分に一時逆転となるトライを挙げるなど意地を見せたが、最後に屈した。
明大は5勝1敗で勝ち点を30に伸ばし、12月7日に控える早稲田大との伝統の早明戦(東京・国立競技場)で悲願成就を目指す。
帝京大は7点差以内の敗戦で勝ち点2を積み、4勝2敗で同27。2試合を残す早大が4勝1敗の同26、筑波大も4勝1敗の同22と優勝争いを繰り広げている。【松本航】
◆対抗戦上位成績(16日時点)
<1>明大 勝ち点30(5勝1敗)※残りは12月7日早大戦
<2>帝京大 勝ち点27(4勝2敗)※残りは30日慶大戦
<3>早大 勝ち点26(4勝1敗)※残りは23日慶大戦、12月7日明大戦
<4>筑波大 勝ち点22(4勝1敗)※残りは22日立教大戦、12月6日青山学院大戦
<5>慶大 勝ち点20(3勝2敗)※残りは23日早大戦、30日帝京大戦
※勝ち点は勝ち=5、引き分け=3、負け=1、不戦勝=6、不戦敗=0、不成立=3。ボーナス点は「7点差以内の負け」「3トライ差以上での勝ち」で各1