<フィギュアスケート:スケートアメリカ>15日(日本時間16日)◇女子ショートプログラム(SP)【レークプラシッド(米ニ…

<フィギュアスケート:スケートアメリカ>15日(日本時間16日)◇女子ショートプログラム(SP)

【レークプラシッド(米ニューヨーク州)=藤塚大輔】渡辺倫果(23=三和建装/法政大)が大技トリプルアクセル(3回転半)を決め、自己ベストの74・35点で首位発進した。

今大会はグランプリ(GP)シリーズ第5戦。冒頭で3回転半を降り、出来栄え点(GOE)で1・60点の加点を得た。ルッツ-トーループの連続3回転、3回転ループも降り、3つのスピンとステップシークエンスでも最高難度のレベル4を獲得。「練習通りが試合で出たかなと思います。納得のいく形で終えることができました」と充実感を漂わせた。

渡辺は10月のGP第2戦中国杯で3位。今大会で優勝すれば、来年2月のミラノ・コルティナ・オリンピック(五輪)の代表選考に関わるファイナル(12月4~7日、名古屋)進出が決まる。

2位は昨季の世界選手権女王のアリサ・リュウ(米国)で73・73点。3位にはララ・ナキ・グッドマン(イタリア)が69・69点でつけた。日本の樋口新葉(ノエビア)は60・12点で8位、吉田陽菜(木下アカデミー)は57・22点で10位発進となった。

ペアでは「りくりゅう」こと三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)が合計215・99点で優勝。GP第1戦フランス大会に続いて連勝し、ファイナル進出を決めた。