<強化試合:侍ジャパン11-4韓国>◇15日◇東京ドーム侍ジャパン井端弘和監督が世界一を知る2人の名将から激励を受けた。…

<強化試合:侍ジャパン11-4韓国>◇15日◇東京ドーム

侍ジャパン井端弘和監督が世界一を知る2人の名将から激励を受けた。

試合前の午前中、東京ドームで「球心会」による野球原体験イベント「BEYOND OH! PLAY KIDS」が開催された。同会代表でもある06年WBC優勝監督のソフトバンク王貞治球団会長と、23年WBC優勝監督で同会副代表の日本ハム栗山CBOが来場し、直接言葉を交わした。

2人の背番号89を継承する井端監督は、自らの悩みを打ち明けて質問もぶつけた。先人2人から「最後は自分だから、自分で決断して後悔ないように」と金言を授かり、頭も心も整理された。「自分が(監督に)なった時はコーチ、他のスタッフの意見を聞きながら最後は自分で、と思ってやっていますけど、王さんと栗山さんも同じようなことをされていた。自信を持ってやろうかな」。背中を押された。

日本球界を背負う使命もある。数々の伝説を生み、そのたびに子どもたちに夢を与えてきた侍ジャパン。井端監督は「前回優勝したときも(野球人口は)増えたと思いますので、今回も増やしたい」。責任と重みを感じつつ、再び伝説を作り出す。