<強化試合:侍ジャパン11-4韓国>◇15日◇東京ドーム韓国の柳志炫監督が、5回の攻撃での微妙な判定を「残念な判定」と振…

<強化試合:侍ジャパン11-4韓国>◇15日◇東京ドーム

韓国の柳志炫監督が、5回の攻撃での微妙な判定を「残念な判定」と振り返った。

5回先頭の7番文賢彬が放った打球は侍ジャパン松本裕樹投手(29=ソフトバンク)の右つま先付近で大きく跳ね、それを一塁手の佐々木泰内野手(22=広島)がファウルゾーンでキャッチした。この一連の流れを球審を務めたMLB初の女性審判員ジェン・パウォル氏はノーバウンドと見て、打者をアウト判定とした。

ショートバウンドしていそうな打球に対して柳志炫監督も抗議をしたが、リクエスト対象外のプレーでもあり、判定は覆ることはなかった。

このシーンについて、試合後に韓国メディアから「今日は監督も審判の判定で、ちょっとざわついた部分があったと思うんですけれども…」と質問を受けた柳志炫監督は「ちょっと残念な判定というものもありました。KBO(韓国プロ野球)のルールと違いまして、KBOの場合にはグラウンド内で起きたものについてはビデオ判定が可能なんですけれども、WBCでは(適用範囲が)違っているということだった。そういったことを考えても、やはり(別の)角度的に見た時にバウンドをしていたのではないのかなと思うんですけれども、(審判団)4人の合意のもとで、そのように審判を下したっていうことだったので、そうなった時にはもうそれを覆すことができないということでした。そういった審判のメッセージがありました」と経緯を含めて答えた。

結果的に5回の攻撃は3者凡退で終わり、その裏に致命的な6点を失った。「選手たちにとっても、そういうことが非常に残念ではあったとは思うんですけれども、まだその時というのは試合の中盤だった。そこで揺られてはいけないという風に思いました」と振り返った。