<B1:仙台49-88広島>◇15日◇第11節第1日◇ゼビオアリーナ仙台ほか今季最少得点で完敗した。B1仙台89ERSが…

<B1:仙台49-88広島>◇15日◇第11節第1日◇ゼビオアリーナ仙台ほか

今季最少得点で完敗した。B1仙台89ERSが49-88で広島ドラゴンフライズに敗れ連勝を逃した。

前半からチームのスコアラー、ジャレット・カルバー(26)へのマークも厳しく、相手のゾーンディフェンスに阻まれた。31-39で迎えた第3クオーター(Q)に軌道修正を試みるも、逆に勢いに乗られ、第4Q残り7分54秒からは7分以上無得点と反撃にも結びつけられず、さらに突き放された。

ダン・タシュニーヘッドコーチ(HC、44)は「敗戦の要因は何か1つというよりは、全てのカテゴリーで広島さんにやりたいようにやられてしまった。チームのフォーカスレベルがただただ足りなかった」と悔しさをにじませた。古巣との対決となった船生誠也(31)も「ディフェンスでもコミュニケーションミスも出て、オフェンスも強度、質ともに本当にひどいレベルで崩れてしまった」と唇をかむ。「選手ひとりひとりが自覚を持ってやるだけだと思います」と次戦を見据えた。

広島戦を迎える前、指揮官は今季のチームについて「体制が大きく変わり、新しいバスケットの考え方を取り入れているチームには、ジェットコースターのように良くなって悪くなってが繰り返し訪れる」と口にしていた。今季ワーストの39点差の大敗を「はっきり言って、シーズンの中で一番フラストレーションのたまる戦いだった」と苦言を呈したが、落ちたらはい上がるまでだ。「明日は、プロとして修正して挑みたい」。力強く巻き返しを誓った。【高橋香奈】