<明治神宮大会:神戸国際大付7-0中京大中京>◇高校の部◇2回戦◇15日◇神宮優勝を飾った2019年以来6年ぶりに出場し…

<明治神宮大会:神戸国際大付7-0中京大中京>◇高校の部◇2回戦◇15日◇神宮

優勝を飾った2019年以来6年ぶりに出場した中京大中京(愛知)が、神戸国際大付(兵庫)に7回7点差のコールド負けで完敗した。

秋季愛知大会で4試合に先発し、防御率0点台で3完投を誇った鉄腕・安藤歩叶(あると)投手(2年)が先発し、4回途中3本塁打含む5安打5失点でノックアウトされた。初回には、いきなり1番田中に先制V弾となる右翼越えの先頭打者本塁打を浴びた。「毎回ボール先行になって、カウント取りに行って、甘く入ったスライダーを運ばれた」。2回には2点目となる右翼越えソロを被弾。相手打線を「体が大きく強振してきて、ストライクゾーンにいったボールは全部振ってきて…。ファウルでも怖さを感じた」と明かし、「ファウルや、見逃してくれていたものが、全国レベルは全部振られてロング(長打)やホームランに。この冬でカウント球の精度や、そこを低めに集める課題が見つかった」。

打線は5安打無得点。7点を追う5回2死一、三塁で3番神達大武(かんだつ・ひろむ)外野手(1年)が投ゴロに倒れ、反撃のチャンスを逃した。

高橋源一郎監督(46)は「県や東海大会では、うちらしさを出せていたが、今日はそうさせてもらえなかった」。続けて、「(相手に)勢いに乗せてしまった。(相手は)浮いたボールを全部ヒットにして、スイングがかなり振れていた。その力をひと冬の課題にしたい」と言葉に力を込めた。