「明治神宮大会・高校の部・2回戦、神戸国際大付7-0中京大中京」(15日、神宮球場) 神戸国際大付の強力打線が3本のア…

 「明治神宮大会・高校の部・2回戦、神戸国際大付7-0中京大中京」(15日、神宮球場)

 神戸国際大付の強力打線が3本のアーチをかけて中京大中京に七回コールド勝利し、2004年以来21年ぶりの初戦突破を果たした。

 プレーボールから7球目。1番・田中が先頭打者本塁打となる右翼スタンドに突き刺すソロで先制。二回には右打者の5番・石原が右中間スタンドに運ぶソロで加点した。さらには四回2死二塁で主将・井本が右越え2ランをマーク。強振で続々と白球を打ち上げた。

 5点リードの五回には2死一、三塁から2者連続適時打でさらに2点を追加。8安打7得点の猛攻で全国の舞台でも高い攻撃力を見せつけた。

 本塁打を含む2安打2打点の石原は試合後、「公式戦で1本も打てなかったんですけど、この神宮という場面で打ててよかった」と笑顔。「打った瞬間は結構いい手応えで伸びてくれるって感じでした」と感触を振り返った。

 漢字は違うが名前は悠資郎(ゆうじろう)で、昭和の大スターと同じという点でも注目される石原。「名前負けしないようにできたんで良かったッス」と照れくさそうに話した。