「広島秋季キャンプ」(14日、日南) 広島・辻大雅投手(21)が14日、クイック投球時の球速向上に意欲を燃やした。左腕…

 「広島秋季キャンプ」(14日、日南)

 広島・辻大雅投手(21)が14日、クイック投球時の球速向上に意欲を燃やした。左腕は10日の侍ジャパンとの練習試合に先発して4回10安打6失点(自責点4)。「クイックになった途端に球速が一気に落ちた。落ちる時は5キロぐらい差がある」と自己分析した。

 この日のブルペンでは計121球の投げ込み。そのうち約100球で、走者を置いた状況を意識した。上半身と下半身の捻転差を出すことが理想だが「なかなか出てこない。シャドー(ピッチング)などで感覚を取り戻さないといけない」と試行錯誤を続けていく。

 並行して制球力改善も自らに課す。「甘く入ったところは全て打たれている。もう一回しっかり投げ分けができるようにやっていきたい」。日本代表を相手にして見えた課題と向き合い、現状打開を図る。