阪神森下翔太外野手(25)が強力クリーンアップの一角を任された。「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本VS韓国」(…

阪神森下翔太外野手(25)が強力クリーンアップの一角を任された。「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本VS韓国」(15、16日、東京ドーム)の前日練習が14日に東京ドームで行われ、森下は「3番右翼」で先発することになった。

「ある程度期待を持って、井端監督も自分のことを今回の強化試合に選出してくれたと思う。その期待をより確信に監督が持っていけるようなアピールをしていきたい」。4番岡本、5番牧と強打者の先輩につながる強力クリーンアップだ。10日の広島との練習試合でも「3番中堅」で先発し、特大2ランをマーク。来年3月のWBC出場へ、アピールの手は緩めない。

井端監督は迷いなく3人に託した。2連戦とも主軸は同じ並びを想定。来年3月のWBCでも主力になり得る面々へ「選手にとっては来年3月に向けて貴重な強化試合。対投手、対打者に集中できれば良いなと思ってます」と異なるルールへの慣れを求めた。

相手となる韓国は、来春のWBC1次ラウンド同組で、対戦がすでに決定している。日韓戦は侍ジャパンが9連勝中と近年は圧倒しているが、10連勝と勢いにのり本番を迎えたいところだ。森下は前日練習のフリー打撃で5本の柵越えを見せ、準備はばっちり。「この中で(WBCに)出るメンバーも出てくる。嫌な印象だったり、こういうところで隙を突きついてくるなとか、思わせることができれば、本戦もすごくいい形で臨めるんじゃないかなと思っています」。世界一へ、ここから伏線を張る。【磯綾乃】