楽天宗山塁内野手(22)が、ソフトバンク近藤健介外野手(32)を理想像に掲げた。14日、楽天モバイルパークで秋季練習最終…
楽天宗山塁内野手(22)が、ソフトバンク近藤健介外野手(32)を理想像に掲げた。14日、楽天モバイルパークで秋季練習最終日を迎えた。明大から24年ドラフト1位で入団し、今季は122試合に出場。黙々とバットを振り続けたルーキーは、さらなる進化に向けて「長打」をカギに挙げた。
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宗山は力強さにこだわる。秋季練習最終日。快晴の楽天モバイルパークで、ドラ1ルーキーは黙々とバットを振った。「バッティングはさらに力強さと言いますか、もっともっと長打がほしいというのはある。ホームランを狙いにいくわけじゃないんですけど、今までより強いスイングで、いいスイングしていくことを心がけてやってました」。来年2月の春季キャンプに向けて今オフは「パワーアップ」を掲げ、動ける強い体作りに照準を合わせる。
目指すべき理想像がある。今季は122試合に出場し、打率2割6分、3本塁打で長打率は3割4分だった。「今の左バッターで言うと、日本だとやっぱり(ソフトバンク)近藤さん。長打の打ち損じが単打っていうイメージなので、自分が見てる限りでは」と分析。球界を代表する好打者のように長打を兼ね備えた怖い選手になる。
いいスイングをすれば長打がおのずと増えるという見解だ。「ヒットが出るスイングというよりかは、長打も出るスイングで、その結果、ヒットだったりとか、あとは警戒されてフォアボールが出るみたいな形が一番」と力を込めた。
自身は1年目のチーム活動を終えたが、母校の明大は16日に明治神宮大会の初戦・立命大戦を迎える。「自分も2年生の時に出て優勝させてもらったので、日本一になってほしいですし、リーグ戦も本当にずっとチェックしてたので、プロに決まった選手もいますけど、それ以外の選手もみんなで日本一の瞬間を味わってほしい」とエールを送った。
頂点を狙う後輩たちに負けじと、日本一の遊撃手に向けてレベルアップを果たす。【山田愛斗】