<国際親善試合:日本2-0ガーナ>◇14日◇愛知・豊田スタジアム日本代表(FIFAランキング19位)がガーナ代表(同73…
<国際親善試合:日本2-0ガーナ>◇14日◇愛知・豊田スタジアム
日本代表(FIFAランキング19位)がガーナ代表(同73位)を2-0で破った。2026年FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会の出場国を相手に、本番を想定した苦手なアフリカ勢との貴重な実戦機会となった中、前半16分にMF南野拓実(31=モナコ)、後半15分にMF堂安律(27=フランクフルト)がゴールを挙げ、快勝した。
3試合連続スタメンとなったDF鈴木淳之介(22=コペンハーゲン)が再びハイパフォーマンスを披露した。
身体能力に優れる相手に対して1歩も引かず、球際で強さを発揮すると、得意のボールの配球、持ち運びで試合を落ち着かせた。
「こういうW杯に出る相手でフィジカル的なチームでしたけど、しっかりと勝ち切ったっていうのは大きいかなと思います。(アフリカは)初めての経験でしたけど、良い対処ができたかなと思います」
ボランチでプロ入りしたが、昨年6月ごろにセンターバックにコンバートされてめざましい進化を遂げている。最終ラインに負傷者が続出する中で、一気に序列を上げた。「チームではなかなか調子上がらないですけど、こういう代表に帰ってきた時にしっかり自分のプレーができているっていうのはいいと思うので、しっかりとほんと継続してやっていきたいなと思います」と地に足着けている。
幼い頃に何度も足を運んだ豊田スタジアム。湘南ベルマーレ時代は、立ったことがなかった憧れのピッチに代表選手として立った。「ほんとに楽しかったですし、いろんな友達だったり家族がいる中でプレーできる、できたってことはすごくうれしかったですし、また帰ってこられるように頑張りたいなと思います」。
終盤には選手交代の関係で、左ウイングを任された。初めてだったというが、決定機をつくり出すなど、高い適応能力で複数ポジションでプレー可能なことを示した。「そういうオプションが増えれば、チームの力にもっとプラスになると思いますし、良かったかな」。
先月のブラジル戦で一気に評価を高め、この日のガーナ戦で再びその能力を証明。自分に口数に少ない男が「やれないことはないと思ってたところから、こうやって継続して出させてもらっている中でしっかりとしたプレーができてるので、前よりは(自信が)ついてきているかな」とうなずいた。【佐藤成】