中日が楽天を戦力外となった阿部寿樹内野手(35)を獲得に乗り出していることが14日、分かった。中日ファンから人気が高かっ…
中日が楽天を戦力外となった阿部寿樹内野手(35)を獲得に乗り出していることが14日、分かった。
中日ファンから人気が高かった「マスター」が帰ってくる。復帰となれば22年以来4年ぶりとなる。22年オフに涌井秀章投手(39)とのトレードで楽天に移籍。今季は開幕1軍でスタートし、一時は4番も務めたが、6月8日巨人戦(東京ドーム)を最後に1軍での出場はなかった。43試合、打率2割1分9厘、3本塁打、8打点の成績で、9月29日に戦力外通告が発表された。
2軍では43試合に出場し打率2割6分9厘、0本塁打、9打点。来季、バンテリンドームにはホームランウイングも新設される。プロ通算10年で51本塁打、中日時代の20年には13本放っている長打力が期待される。また内、外野を守れるユーティリティーさもベンチにとってはプラスとなる。
◆阿部寿樹(あべ・としき)1989年(平元)12月3日生まれ。岩手県出身。一関一から明大、ホンダを経て15年ドラフト5位で中日入り。4年目の19年からレギュラーをつかむ。22年オフに楽天へトレードで移籍。ひげとスマートな風貌から「マスター」のあだ名で親しまれる。通算706試合に出場、打率2割5分5厘、51本塁打、267打点。今季年俸6300万円。185センチ、85キロ。右投げ右打ち。