<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第5戦スケートアメリカ>13日(日本時間14日)◇女子公式練習【レークプ…

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第5戦スケートアメリカ>13日(日本時間14日)◇女子公式練習

【レークプラシッド=藤塚大輔】第2戦中国杯銅メダルの渡辺倫果(23=三和建装/法政大)が、日本時間15日の開幕を前に公式練習に臨んだ。

ショートプログラム「ロクサーヌのタンゴ」の曲にのせた練習ではトリプルアクセル(3回転半)で転倒したものの、その後は複数本着氷。日本時間16日に行われるSPへ、調整を進めた。

練習後に取材に応じた渡辺は「中国杯からの中2週間は、自分のスケート人生で一番頑張ってるなっていうぐらい、詰めて練習することができた」と自信を示した。今大会で優勝すれば、自身2度目のファイナル(12月4~7日、名古屋)への進出が決まるが「意識していない」と重圧には感じていない。「自分がベストだと思っているものを出せた時に結果と順位が最終的についてくる。また、その結果としてファイナルがあるかないかは決まってくる。一番重要なのはこの大会で自分がどれだけベストを出せるか」と自身に矢印を向けた。

日本勢からは、渡辺のほか、第4戦NHK杯9位の樋口新葉(24=ノエビア)、第2戦中国杯10位の吉田陽菜(20=木下アカデミー)が出場する。

NHK杯から連戦となる樋口は「前向きというよりも、やるしかないという感じで滑っている」と率直な心境を吐露。右足甲の痛みを抱えながらのハードな日程で「足の痛みがちょっと気になるので、その辺をケアしながら。明日も空くので、ショートに向けて、体を作っていけたら」と見据えた。吉田は「まずは自分に集中して、練習してきたことをしっかり出すことが目標。しっかり胸を張って、自信をもって滑りたい」と意気込んだ。