日本ラグビー協会は14日、日本代表(世界ランク13位)が15日(日本時間16日)に臨むテストマッチ「リポビタンDツアー2…
日本ラグビー協会は14日、日本代表(世界ランク13位)が15日(日本時間16日)に臨むテストマッチ「リポビタンDツアー2025」の同12位ウェールズ戦(カーディフ)の登録メンバー23人を発表した。
ウェールズとは7月に国内で対戦し1勝1敗。会見に出席したエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC、65)は「今年はウェールズと3試合で、お互いによく知っている同士の戦い」と分析し、「勝利でチームをさらに引きあげたい」と意気込んだ。
控えには、チーム最長身208センチのハリー・ホッキングス(27=東京SG)が入った。代表資格を取得し、初キャップが期待されるが「日本に来て5年目。体格が大きく、テストマッチプレーヤーになれる素質がある」と評価した。主将のワーナー・ディアンズ(23=ハリケーンズ)は「ラインアウトが得意な選手。すごくいいアタックも、いいディフェンスもできる。頼りになります」と期待した。
今週にはリーチ・マイケル(37=BL東京)の離脱が発表され、指揮官は「ふくらはぎのケガ。奇跡は起きなかった」と説明した。92キャップのベテランを欠くが、「若手が彼に『離れないでくれ』と言いに来た。彼自身が感銘していて、チームとしていいなと思った。ジャパンのために必死に戦うだけ」と思いを明かした。
秋の強豪とのテストマッチは3連敗中。残り2戦はウェールズ、同11位ジョージアと世界ランクの近い相手との対戦が続く。12月3日には27年W杯オーストラリア大会の抽選会が迫る。有利な組み分けのためにも、12位に順位を上げたいところ。ジョーンズHCは「ランキングは関係ない。無駄な試合はない。チームとしては気にしていない」と目の前の試合に集中した。
◆日本代表登録メンバー
〈1〉小林賢太(東京サントリーサンゴリアス)
〈2〉佐藤健次(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
〈3〉為房慶次朗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
〈4〉エピネリ・ウルイヴァイティ(三菱重工相模原ダイナボアーズ)
〈5〉ワーナー・ディアンズ(主将、ハリケーンズ)
〈6〉ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
〈7〉下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス)
〈8〉マキシ・ファウルア(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
〈9〉斎藤直人(トゥールーズ)
〈10〉李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)
〈11〉長田智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
〈12〉チャーリー・ローレンス(三菱重工相模原ダイナボアーズ)
〈13〉ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
〈14〉石田吉平(横浜キヤノンイーグルス)
〈15〉矢崎由高(早稲田大)
〈16〉平生翔大(東京サントリーサンゴリアス)
〈17〉古畑翔(横浜キヤノンイーグルス)
〈18〉竹内柊平(東京サントリーサンゴリアス)
〈19〉ハリー・ホッキングス(東京サントリーサンゴリアス)
〈20〉タイラー・ポール(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
〈21〉福田健太(東京サントリーサンゴリアス)
〈22〉小村真也(トヨタヴェルブリッツ)
〈23〉植田和磨(コベルコ神戸スティーラーズ)