全米野球記者協会(BBWAA)所属記者の投票によって決まる今季のMVPが13日(日本時間14日)に発表され、ドジャース大…

全米野球記者協会(BBWAA)所属記者の投票によって決まる今季のMVPが13日(日本時間14日)に発表され、ドジャース大谷翔平投手(31)が3年連続4度目の受賞を果たした。

MVPは各球団の担当から2人ずつ、計30人のBBWAA所属記者の投票で決まる。大谷は過去3度全て満票で受賞し、4度目の満票選出となった。

エンゼルス時代の21、23年と、ドジャースに移籍してから2年連続。通算4度目の選出は、歴代最多762本塁打を放ったバリー・ボンズの7度に次いでメジャー歴代単独2位。3年連続はボンズが01~04年に4年連続で受賞して以来2人目で、両リーグで複数回受賞は初となった。

大谷は今季打者として打率2割8分2厘、自己最多55本塁打、102打点、20盗塁、146得点、OPS1.014を記録。本塁打はリーグ2位、得点とOPSはリーグトップだった。6月中旬からは投手復帰して2年ぶりに二刀流でプレーし、14試合で1勝1敗、防御率2・87、62奪三振だった。

投票はポストシーズン(PS)の前に行われるため、PSの成績は影響しないが、ブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦では「3本塁打&10奪三振」を記録するなど投打で活躍。ワールドシリーズ連覇に貢献した。

大谷の他に最終候補に残っていたのはフィリーズの指名打者カイル・シュワバー(32)とメッツのフアン・ソト外野手(27)。シュワバーは打率2割4分、56本塁打、132打点、OPS.928を記録して本塁打と打点の2冠に輝いた。ソトは打率2割6分3厘、43本塁打、105打点、リーグ最多38盗塁、OPS.921をマークした。