【米レークプラシッド=藤塚大輔】GPシリーズ第1戦フランス大会を制した「りくりゅう」こと三浦璃来(23)木原龍一(33)…

【米レークプラシッド=藤塚大輔】GPシリーズ第1戦フランス大会を制した「りくりゅう」こと三浦璃来(23)木原龍一(33)組(木下グループ)が、2季連続3度目のGPファイナル(12月4~7日、愛知・IGアリーナ)進出を目指す。

開幕前日に本番会場で調整。フリー「グラディエーター」の曲をかけた通し練習では、空中で3回転する三浦を木原がキャッチするトリプルツイストや、三浦が木原に投げられながら跳ぶスロー3回転ジャンプを確かめた。今大会は通常のリンクより、やや小さめのサイズのホッケーサイズ。三浦は「どこでセーブするのかを確認していた。その調整が必要」と言い、木原も「スピードをセーブしないといけない」と本番を見据えた。

今大会で3位以内に入れば、GPシリーズ上位6組によるファイナル進出が決まる。ファイナルを含めてGPでは9大会連続表彰台入りと安定した成績を収めているが、木原は「順位よりもファイナル進出が目標」と確実に出場権獲得を目指す構え。来年2月のミラノ・コルティナオリンピック(五輪)へ弾みをつけるべく「試合ごとにステップアップしている感じで、仕上がりもすごく良い。あとはアジャストするだけ」と力を込めた。

ショートプログラム(SP)は15日午前8時58分、フリーは16日同5時39分(ともに日本時間)から行われる。