<大相撲九州場所>◇5日目◇13日◇福岡国際センター幕内後半の審判長を務めた九重審判部副部長(49=元大関千代大海)が、…
<大相撲九州場所>◇5日目◇13日◇福岡国際センター
幕内後半の審判長を務めた九重審判部副部長(49=元大関千代大海)が、安青錦-若隆景戦についての見解を示した。
若隆景が立ち合いで変化し、ついていけなかった安青錦が送り倒された。
九重親方は「安青錦は、いい時の若隆景の幻影と戦ってた。上から下への立ち合いになった。本来の立ち合いではない。横の動きを警戒していくのも経験。今日は、ああいうこともあるんだと、経験を踏まえた力の出し方をしないといけない。落ちない安青錦も、ああいう状況では落ちてしまう」と解説した。
若隆景は初日から4連敗しており、勝ちにこだわった。出稽古や巡業で面倒を見てきた後輩に対しても、勝負に徹した。
九重親方は「若隆景の必死さ。勝ちたい必死さがあった」と理解を示した。