ヤクルトの育成ドラフト1位川崎総合科学・小宮悠瞳投手(18)が13日、横浜市内のホテルで仮契約を結んだ。支度金300万円…

ヤクルトの育成ドラフト1位川崎総合科学・小宮悠瞳投手(18)が13日、横浜市内のホテルで仮契約を結んだ。支度金300万円、年俸290万円で、背番号は015に決まった。

同校では建設工学科の都市システムコースに所属し、土木や測量を学ぶ。もともと幼少期に遊んでいた公園で測量士の仕事を見て、測量に興味がわき、建設工学科のある同校進学を決めた。「1年目はしっかり体作りをして、2年目から本格的に支配下を目指したいです」とプロでの設計図を思い描いた。土木同様、土台を大事に1年目を過ごす。

身長180センチで、しなやかな腕の振りから角度ある球を投げ込む左腕。全国的には無名の左腕だが、伸びしろを評価される。もともと大学進学希望だったが、高校1年の冬に同校の遠藤監督から「お前は能力があるんだからプロ野球を目指せ」と背中を押され、目線が上がった。「将来的には球団の顔となれるようなピッチャーになれるように。自分は奪三振能力が持ち味でもあるので、最多奪三振のタイトルと最多勝を取りたい」と力を込めた。時間をかけて強固な土台を築きながら、ヤクルト投手陣を支える“インフラ”的な存在となっていく。(金額は推定)