投手陣の柱になる。楽天荘司康誠投手(25)が13日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1300万円増の年俸400…

投手陣の柱になる。楽天荘司康誠投手(25)が13日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1300万円増の年俸4000万円(金額は推定)でサインした。

今季は開幕1軍は逃したものの、5月に初登板すると13試合で4勝4敗、防御率3・07。シーズン終盤は先発ローテの一角としてチームをけん引した。4年目の来季は開幕投手や150投球回を目指す。

   ◇   ◇   ◇

荘司が投手陣を引っ張っていく覚悟を示した。1300万円増の年俸4000万円で更改。昨年9月に右肘のクリーニング手術を受け、開幕は2軍スタートとなったが、大幅アップを勝ち取った。「結構、うれしいです。今日、いいご飯食べようかなと思う」と笑顔を見せた。

楽天を代表する投手を目指す。今季は2ケタ勝利を挙げた選手がおらず、規定投球回到達者も球団初のゼロ。「やっぱり上位の球団にはその試合を任せられるピッチャーが何名かいますし、そのピッチャーが与えられる安心感っていうか、チームに与えるいい影響はとても大きいことだと思うので。僕はそういう存在になりたい」と力を込めた。

8月以降は先発ローテを守った。これまでは週1度の登板で全力を出すことにフォーカスし過ぎて、逆に力が入り過ぎた部分があったという。後半戦は「少し力を抜くわけじゃないですけど、冷静にというか、しっかりやるべきことをやるというところに集中して投げられて、その感覚はプロに入ってからはあまりなかった。それでも抑えられるんだなって思う部分もあった」と収穫を口にした。

来季は自身初となる開幕投手も見据える。「そこは先発としては目指すべきポジションだと思う」。投球回数にもこだわる。「目標にしているところは一番はイニング数で、最低でも150イニングを目指してやっていきたい。その中で三振数を、イニング数と同じか、それ以上は目指してやっていきたい」。圧倒的な成績を残し、楽天のエースとして君臨する。【山田愛斗】