陸上女子やり投げで24年パリ五輪金メダルの北口榛花(27=JAL)が、来季へ向けた今後の展望を明かした。13日、都内で行…
陸上女子やり投げで24年パリ五輪金メダルの北口榛花(27=JAL)が、来季へ向けた今後の展望を明かした。
13日、都内で行われた世界を舞台に活躍する音楽家やアスリートなどを顕彰する「服部真二賞」の授賞式に出席。同賞に選出され、「すごく光栄で、うれしいです」と喜びを語った。
右肘の負傷などもあり予選敗退に終わった9月の世界選手権後は、やりを持たずコンディション調整に重点を置いてきた。例年通り来年2月からの本格始動を考えているといい、「基礎体力をしっかりとつくった上で、その体力でできる技術を探していきたい」と見通した。ダイヤモンドリーグやアジア大会(名古屋)なども控えている。「まだ特に何も決まっていないです」としながらも、「常に自己ベストは目指している。アジア記録も更新しないと行けないし、その先の記録も見ていかないと」と言葉に力を込めた。
囲み取材には、同じくスポーツ賞に選出されたフィギュアスケート女子で世界ジュニア選手権3連覇中の島田麻央(木下グループ)も飛び入り参加。「勝負飯はありますか」と質問を受けると、遠征先の名物を食べるようにしていると明かし「おいしい物を食べて、その場所を楽しむように」と助言を送った。10歳年下の次世代スター候補の活躍を注目しているといい、「これからがシーズンだと思うので食事的には難しいこともあると思うけど、楽しめることを楽しんで欲しい」とエールを送っていた。【勝部晃多】