柔道パリ五輪男子73キロ級銅メダルの橋本壮市(34=パーク24)が13日、現役引退を発表した。インスタグラムを更新し「こ…

柔道パリ五輪男子73キロ級銅メダルの橋本壮市(34=パーク24)が13日、現役引退を発表した。インスタグラムを更新し「これまでの経験を次の世代に伝えていきたい」と記した。

静岡・浜松市出身で道場「育誠館」で競技を開始。中学から神奈川・東海大相模へ越境留学し、東海大に進んだ。同い年で五輪2連覇の大野将平の陰に隠れ、16年リオ大会は補欠。21年東京大会も出場を逃した。武器の橋本スペシャル(変形の片手袖釣り込み腰)を磨き、昨夏は日本柔道最年長の初出場。敗者復活戦を勝ち抜き、この競技で谷亮子を上回る32歳11カ月6日で最年長メダルをつかんだ。パリ後は引退も考えたが現役続行。4月に体重無差別で日本一を決める全日本選手権で3回戦進出していた。「長い柔道人生の中で何度もつまずき、何度も立ち上がった日々」と振り返り「畳の上に立ち続け、沢山の夢をかなえることができました」とコメントした。20日に引退会見を行う。