明治神宮大会が14日開幕する。高校の部と大学の部に分けて、大会を展望する。全国10地区の王者が集う高校の部では、今夏の甲…
明治神宮大会が14日開幕する。高校の部と大学の部に分けて、大会を展望する。
全国10地区の王者が集う高校の部では、今夏の甲子園大会に出場したのは山梨学院(関東)と花巻東(岩手)の2校。山梨学院は、投打両面で活躍が光る菰田陽生投手(2年)を筆頭にタレントがそろう。夏の甲子園4強と国体王者に輝いた勢いそのままに、今大会も優勝候補の一角として期待される。
花巻東は打っては赤間史弥外野手(2年)と古城大翔(だいと)内野手(2年)、投げては夏の甲子園V候補だった智弁和歌山に完投勝利したエース萬谷堅心投手(2年)がおり、こちらも頂点を狙う上で充実の戦力が控える。
出場10校のうち初出場は帝京長岡(北信越)だ。チームを率いるのは帝京OBで日本ハムやソフトバンクでプレーした芝草宇宙監督。母校でもある帝京(東京)が16年ぶりに秋季東京大会を制し、そろって今大会に出場となった。
14日の初日に互いに初戦を迎え、帝京長岡は英明(四国)、帝京は山梨学院とぶつかる。両者は違う山に入り、当たるとすれば決勝戦。そろって勝ち上がることになれば、大会の盛り上がりは一層増すに違いない。
このほか全道大会4試合34イニングを1人で投げた絶対的エースの島田爽介投手(2年)を擁する北照(北海道)、中国大会を33年ぶりに制した崇徳(中国)、近畿大会を16年ぶり王者となった神戸国際大付(兵庫)、中京大中京(東海)、九州国際大付(九州)など強豪が集う。来春センバツの出場校を選考する際の重要資料となり、優勝校を出した地区には「神宮大会枠」が与えられ、出場枠が1つ増える。頂点に輝くのははたして。