明治神宮大会が14日開幕する。高校の部と大学の部に分けて、大会を展望する。各連盟を勝ち抜いた11校が競う大学の部は、投打…
明治神宮大会が14日開幕する。高校の部と大学の部に分けて、大会を展望する。各連盟を勝ち抜いた11校が競う大学の部は、投打にタレントをそろえる青学大(東都大学)が優勝候補の筆頭だ。
中日1位指名の中西聖輝投手(4年=智弁和歌山)、来年のドラフト上位候補とされる鈴木泰成投手(3年=東海大菅生)の2枚看板を中心とした圧倒的な投手力が武器。打撃はDeNA1位指名の小田康一郎内野手(4年=中京)、渡部海捕手(3年=智弁和歌山)を軸に、好機を逃さず。粘り強い攻撃で、戦国東都6連覇中。春は大学野球選手権準決勝で東北福祉大(仙台6大学)に敗戦し、連覇は逃したものの、その力は実証済み。本大会連覇へひた走る。
今秋の6大学野球で96年秋以来となる29年ぶりの10戦全勝優勝を飾った明大(東京6大学)が対抗馬になる。西武1位の小島大河捕手(4年=東海大相模)、日ハム1位の大川慈英投手(4年=常総学院)、ロッテ2位の毛利海大投手(4年=福岡大大濠)と、こちらも負けてはいない。「守り勝つ」野球で守備から攻撃へ。小島河を中心に切れ目のない攻撃が持ち味だ。
広島5位指名の赤木晴哉投手(4年=天理)擁する佛教大(関西5連盟)、新東京大学野球リーグ、関東地区大学野球選手権大会と初優勝ずくめで大会に乗り込む杏林大(関東5連盟)にも注目だ。