◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 初日(13日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70…
◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 初日(13日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)◇曇り(観衆4569人)
ホールアウトした石川遼はため息交じりに練習場に向かった。三井住友カードと契約を結ぶ大会アンバサダーとして、初日の午後にはゴルフクリニックの仕事が入っている。1オーバー61位の出遅れに「自分に言えることは何もない…」とレッスン会参加者に申し訳なさそうな顔をした。
2連覇による大会5勝目がかかることしは、スーパーバーディからスコアを動かした。前半12番で20m近いパットが決まり大歓声。続く13番(パー3)ではティショットをピンそば3mにつけたが、このチャンスを逃すと流れが変わった。
ショットが「左、左みたいな感じになって、リズムが全然作れなかった」と1W、アイアンともに納得のいく球が出ない。17番(パー3)でボギーを叩くと、スコアを伸ばすべき折り返しの18番(パー5)は第1打を左サイドに曲げてパーどまり。後半アウトは4番(パー3)で10mのバーディパットを沈めた後、5番で3パットボギー。なにせその次が痛かった。
平均スコア4.402と18ホール中、最難関の6番。「右に打ち出したかった」3Wでのティショットが引っ掛かり、左の林に吸い込まれた。脱出後、右ラフからの3打目はグリーン左奥のバンカーへ。フライヤーに加えて、「ラインもちょっと(狙いより)左に行っていた。捕まり過ぎて左に3、4m、キャリーで5、6ydオーバーする感じのアイアンショットがすごく多かった」のも要因。4オン2パットのダブルボギーに「メンタル的にもタフな時間が多かった」と肩を落とした。
当地で優勝した4大会はパー72設定だった2010年、12年大会も含めて初日はアンダーパーでスタートしていた。首位と6打差の滑り出し。早い段階でチャージをかけたい。(静岡県御殿場市/桂川洋一)