創価大出身で、箱根駅伝の「花の2区」日本人最高記録保持者のサンベルクス吉田響(23)が、13日までにインスタグラムを更新…
創価大出身で、箱根駅伝の「花の2区」日本人最高記録保持者のサンベルクス吉田響(23)が、13日までにインスタグラムを更新。3日に行われた東日本実業団対抗駅伝を振り返った。
社会人での駅伝デビュー戦となったルーキーは最長区間の3区(16・4キロ)を走り、区間2位。チームとしては4位入賞となったが、チーム目標の3位と区間賞獲得にはわずかに届かなかった。
吉田は「久しぶりのレースでわくわくしていて気持ちを落ち着けようと思いながら走ったのですが、入りが少し落ち着きすぎてしまいました。そこから徐々にペースを上げていく形でビルドアップしながら前を追う展開になりました。3周目で先頭のGMO太田選手に追いつくのと同時に、後ろからロジスティード四釜選手にも追いつかれ、3人の激しい競り合いになりました。最後のトラック勝負で引き離せたと思いましたが、わずかに秒差で負けてしまい、大学4年制の全日本大学駅伝を思い出すような悔しい展開になりました」と、当日のレース内容を反省。
「自分のラストスパートの弱さや実業団選手たちの強さを改めて痛感しました。チームとしても3位入賞を目標にしていたので4位という結果は本当に悔しかったです。それでも、同期の富士通・篠原選手やGMO・太田選手に勝つことができたこと。自分の力が実業団選手相手でも通用することを感じられたことは大きな収穫でした」と一定の満足感は表しつつも「ただ区間2位という結果に少し安心してしまった自分がいて、その気持ちに一番悔しさを感じました」と高い志をにじませた。
「これからさらに上を目指していくためにはどんな小さな油断も許されないと思っています。甘さは自分の成長を止めるものなので、気持ちを切り替えてニューイヤー駅伝では必ず区間賞を獲り、自分が先頭を走る走りを見せたいです。東日本での悔しさはニューイヤー駅伝で必ず晴らします」と、来年1月1日開催の駅伝へ、前を向いた。
吉田は大学卒業後、プロランナーとしてマラソンとトレイルランニングの二刀流として活動を開始。4月からはスーパーマーケット事業を展開するサンベルクス所属となっていた。