「エイブル トライアウト 2025」(12日、マツダスタジアム) 日本プロ野球選手会が主催した「エイブルトライアウト2…
「エイブル トライアウト 2025」(12日、マツダスタジアム)
日本プロ野球選手会が主催した「エイブルトライアウト2025~挑め、その先へ~」が12日、マツダスタジアムで行われ、38人が参加した。選手会主催として初開催で、ファンや関係者ら4174人が来場。前広島・松山竜平外野手(40)は全8打席中3安打。本拠地としてプレーしてきたマツダスタジアムで健在ぶりをアピールした。
大歓声が起こった。参加者最年長のベテランは、第1打席で右前にポトリと落とし、第3、7打席は中前打。「1本目でヒットが出たので乗っていけました」。最終打席では自身の応援歌を歌うファンも。「多くのファンの方が集まってうれしかった」と感謝した。
まだプレーできる自負がある。戦力外通告を受けたのは10月1日だった。今季は最終戦の1試合のみ出場。現役引退もよぎったが、「不完全燃焼に終わったので頑張ってみようかと」とトライアウト参加を決断した。
2007年度大学生・社会人ドラフト4位で広島へ入団してから今季まで18年間プレー。今後はNPB球団でのプレーが第1希望だ。ただ、独立リーグなどでの現役続行も視野に入れる。「どこに行っても僕はやるだけ」。もうひと花咲かせる。