中日大野雄大投手(37)が12日、ナゴヤ球場に隣接する選手寮「昇竜館」で契約更改し5000万円アップの1億7000万円の…

中日大野雄大投手(37)が12日、ナゴヤ球場に隣接する選手寮「昇竜館」で契約更改し5000万円アップの1億7000万円の単年契約でサインした。

プロ15年目はカムバック賞に選ばれる復活のシーズンとなった。1年間先発ローテーションを守り抜き、20試合11勝4敗、防御率2・10と、5年ぶり5度目の2桁勝利を挙げた。「すごく評価していただいた。思っていた以上の数字を残せた。(カムバック賞も)うれしい。正直、取れればいいなとは思っていた」と話した。

今季は8度も連敗ストッパーとなった。緩急を使う技巧派にモデルチェンジし、エースが復活した。

23年4月に左肘を手術。過去2年でわずか2勝しかできず、4年契約を終えた昨オフは野球協約の減額制限を超える60%減、1億8000万円ダウンの1年契約、1億2000万円で契約を更改していた。

来季に向けては4年ぶり「規定投球回到達」を掲げた。今季の投球回は120回で規定に23イニング届かなかった。今季は20試合のうち16試合がバンテリンドーム、東京ドーム、京セラドーム大阪がそれぞれ1試合で、18試合をドーム球場で投げるように首脳陣が配慮した。「その中で挙げられた数字。規定にいくには外でも投げないといけない。バンテリン以外でも投げられるというところ見せていかないといけない」と話した。