<WWE:ロウ大会>◇10日(日本時間11日)◇米マサチューセッツ州ボストン・TDガーデン12月13日に引退試合が決まっ…

<WWE:ロウ大会>◇10日(日本時間11日)◇米マサチューセッツ州ボストン・TDガーデン

12月13日に引退試合が決まっている人気スターのジョン・シナ(48)が現役引退直前にWWEグランドスラム(キャリア内で世界王座、タッグ王座、インターコンチネンタル王座、US王座をすべて獲得)を達成した。大会冒頭に登場したシナが地元ボストンのファンへ「12月13日は1つの章を閉じる日かもしれないが、同時に未来への道を切り開く日でもある」と心境を語っていると、WWEインターコンチネンタル王者ドミニク・ミステリオに邪魔された。

王者から「どんな時代でもシナを俺はシナを倒せた」と宣言されると、現場を仕切るCOO(最高執行責任者)のトリプルHの判断で、急きょシナが王者ドミニク・ミステリオに挑戦するタイトルマッチが緊急決定した。王者の打撃技やラフファイトに苦しみながらもSTFなどで応戦し、得意技アティチュード・アジャストメント(AA)を成功させた。王者得意の619(変形ブーメランキック)、フロッグ・スプラッシュを浴びてピンチに陥ったかにみえたが、シナは王者を捕獲しながら回転して立ち上がると2度目のAA弾を成功させた。3カウントを奪って王座獲得を成功させた。

シナにとってWWEキャリア初となるインターコンチネンタル王座獲得。既にWWEキャリアで世界王座、タッグ王座、US王座は獲得しており、引退直前にグランドスラム達成となった。マイクを握ったシナは「チャンピオンの登場だ!」と宣言すると、花火が打ち上がっていた。

なおWWEロウ大会はABEMAで放送された。