今季、国内フリーエージェント(FA)権を取得した阪神近本光司外野手(31)が10時間におよぶ異例のロングラン会談を行った…

今季、国内フリーエージェント(FA)権を取得した阪神近本光司外野手(31)が10時間におよぶ異例のロングラン会談を行った。FA申請期限となった11日、午前10時ごろから球団幹部と話し合いを続けたが、夕方を過ぎて、夜になっても動きなし。

「宣言せずに残留」の球団発表があったのは午後9時だった。

近本も、竹内球団副本部長も報道陣に「お待たせして申し訳ありません」と頭を下げた。

近本は12日間の申請期間について振り返った。

「めちゃくちゃ長かったです。本当に、いろいろな話をしました。契約以外のことも話しました。期限がある中で、自分の決断と自分の思いと、本当に悩みました。でも最終的には来年からまた頑張ろうとモチベーションを持ってやることを決めたので、来年が楽しみだなと今、思っています。細かいところは本当に雑で、まあいいかっていう性格もあるので。でもやっぱり自分の大事な、これから先、あと何年野球ができるか分からないので。そういうところを話し合って。野球以外でそう考えるのはこれから先、何回あるか分からない。いい経験ができたかなと思います」