今季、国内フリーエージェント(FA)権を取得した阪神近本光司外野手(31)が権利行使せずにチームに残留することが決まった…

今季、国内フリーエージェント(FA)権を取得した阪神近本光司外野手(31)が権利行使せずにチームに残留することが決まった。申請期限の11日、球団に結論を伝えた。複数年の大型契約とみられる。

近本は決断の決め手を問われると、「甲子園で7年間やってきて、ファンの方だったり、その歓声であったり、その中で野球するという素晴らしいことをこれからも続けたい、その中で楽しく野球したいと思いました」と答えた。

プロ7年間の通算は944試合で打率2割8分8厘、1093安打。安定した成績を残し、23年と今年のリーグ優勝等に貢献してきた。

球団が本拠地を置く兵庫県の淡路島出身。「小さい時からタイガースを見てきて、タイガースのドラフト1位で選んでいただいて、すごい縁がある球団だなと思いましたし、このチームに入った時は11年、12年優勝していなかったので、なんとかこのチームで優勝したいという思いで頑張ってきた」と振り返った。

その上で「2年前と今年優勝することができて、本当にこのチームで頑張ってきてよかったですし、それをまたファンの人と球団の人と、チームメートと、それに関わるような人と、また喜びを分かち合いたい。それをモチベーションに、また個人的にも今までよりも楽しく野球できたらいいなと思える球団です」と明かした。