「大相撲九州場所・3日目」(11日、福岡国際センター) 前相撲が行われ、モンゴル出身のバトルツェゲ・オチルサイハン(2…

 「大相撲九州場所・3日目」(11日、福岡国際センター)

 前相撲が行われ、モンゴル出身のバトルツェゲ・オチルサイハン(23)=伊勢ケ浜=が、先代師匠(現宮城野親方)で第63代横綱「旭富士」のしこ名で初土俵を踏んだ。天昇山(玉ノ井)を寄り切り白星で飾った。

 前相撲の審判を務めた親方は、“史上最強の新弟子”と話題の旭富士をどう評価したのか。

 二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)は「よく稽古している体つき。まだまだ良くなるのでは」と語った。

 清見潟親方(元関脇栃煌山)は「強いですよね。150キロでも体が締まっている」と話した。

 大島親方(元関脇旭天鵬)はYouTubeなどで旭富士の稽古動画をチェックしていたといい「一番だけでは分からないが、またスゴイのが出てきた感じ。皆情報を知っているから、お客さんも知っているから拍手も大きかった」と述べた。

 過去に「小錦」の例があるが、新弟子が横綱のしこ名を受け継ぐのは極めて異例。大島親方は「以前なら十両になってからだと思うが、今は時代が違うのでは。重圧がどの程度かかるかだけど、なさそうだな、あの子の場合は」と語った。