JFA(サッカー日本協会)とアディダスジャパンによる「サッカー日本代表2026」キャンペーン共同発表会が、11月10日…
JFA(サッカー日本協会)とアディダスジャパンによる「サッカー日本代表2026」キャンペーン共同発表会が、11月10日に都内で行われた。
登壇したのは、年内最後の代表活動となるキリンチャレンジカップ2025(14日・ガーナ代表戦、18日・ボリビア代表戦)に向けて、スペインとフランスから帰国したばかりのMF南野拓実(モナコ)、MF久保建英(レアル・ソシエダ)、MF中村敬斗(スタッド・ランス)の日本代表3選手。来夏開催の2026年ワールドカップ北中米大会で着用する、“HORIZON(水平線)”をコンセプトに制作された新ユニフォーム姿で、日本中にお披露目した。
渋谷109の斜め向かいに設置された巨大なモニュメント像「ビッグタケ」が大きな話題を集めている久保は、「朝、ちょっと早めに起きて、渋谷に行ってきたんですけど、デカすぎて。かなりスペースがあったんですけど、それでもちょっと窮屈そうにしていましたね」とユーモアを交えながらコメント。イベントでは手のひらサイズに縮小された「ミニタケ」のフィギュアをプレゼントされ、「本人のビジュアルを超えてきちゃっているので、いい意味で似ていないな。自宅の一番見やすいところに飾りたいなと思います」とほほ笑んだ。隣に座った中村からは「ふだんの久保選手を知っているので、これだけ大きい久保選手をみると笑ってしまう」とのツッコミもあった。
3人の中では最年長の30歳の南野は、来年のワールドカップ本大会の決勝で戦いたい相手を聞かれると、「個人的にはフランスと戦いたい。僕がプレーするリーグの国でもありますし、ヨーロッパでトップクラスに強いチームなので。そんなチームとW杯の決勝で戦うことができたら最高だなと思います」と語り、スコア予想には「フランスに勝つのは相当難しいと思いますけど、理想は2―0とかで、タケ(久保)とケイト(中村)が1点ずつ決めて勝てればいいかな」と後輩2人のゴールに期待を寄せた。
■『自分の限界を超える!』『実力』『常に自己ベスト』
さらに、来年のワールドカップへ向けて、日本代表選手の素顔に迫るアディダスジャパンのYouTube新企画ドキュメンタリー・シリーズ「ノゾキミ」も紹介され、中村は水平線というキーワードだけで新ユニホームのデザインを描く企画を振り返り、「まったくイメージがつかない中でデザインを書いて欲しいと言われたので難しかったですけど、個人的には近いデザインが書けた。70点ぐらいは似ているのかなぁ」と笑顔を見せた。
その「ノゾキミ」と連動する形で、「最高の景色を見るために今の自分に必要だと思うことは?」という問いに対して、南野は『自分の限界を超える!』、久保は『実力』、中村は『常に自己ベスト』とフリップに直筆で書き入れて発表。それぞれが今後のさらなる成長を誓った。ワールドカップ本大会では、この3人が攻撃の中心として同時にピッチに立つ可能性も高く、新トリオ“タキタケイト”のコンビネーションによる得点シーンを期待したい。
また、サッカー日本代表「最高の景色を2026」オフィシャルアンバサダーに、サッカーをこよなく愛すグローバルボーイズグループ「JO1」と「INI」の2グルーブの新ユニット「JI BLUE」(ジェイアイブルー)が就任したことが発表され、メンバー12名が登壇した。
年内最後の代表戦2試合は豊田スタジアムと国立競技場で開催され、新ユニフォームを着ての初の試合となる。「水平線と聞いて、すごくポジティブな言葉だと思いました。想像できなかった、シブさがあって気に入っています」(久保)、「新しいデザインを見た瞬間、とてもかっこいいと感じました」(南野)。水平線の先にある“最高の景色”を見るために、日本代表チームの挑戦が続く。