中日柳裕也投手(31)が11日、フリーエージェント(FA)権を行使せず、残留することを明かした。申請締め切りとなるこの日…
中日柳裕也投手(31)が11日、フリーエージェント(FA)権を行使せず、残留することを明かした。申請締め切りとなるこの日、ナゴヤ球場に姿を見せた。宣言した場合に備え巨人が興味を示していた。
柳は「行使せず、来年からもドラゴンズで頑張ります。毎日悩んで考え変わったりしたが、最終的にはこういう判断になりました」と話した。中日からは宣言残留も認められ、何度も粘り強い交渉を受けた。「最初から『ドラゴンズに必要だ』と言っていただいて、近年成績を出せていない中で、すごくうれしかった」と感謝した。
16年ドラフト1位で明大から中日に入団。先発として長くチームを支えてきた。21年には最優秀防御率、最多奪三振のタイトルを獲得。今季は右肩のコンディション不良もあり14試合3勝5敗、防御率3・29に終わったが、通算164試合、51勝61敗の成績を残す。
「入団してほぼBクラス。応援してくださるファンの方に結果で恩返しが何もできていない。ドラゴンズが大好きですし、その大好きなチームで勝ちたい。このメンバーと、このファンのみなさんに喜んでもらえるように」。愛着のあるチームで来季Aクラス入り、11年以来のリーグ優勝のために腕を振ることを決めた。