日本野球機構(NPB)は11日、プロ野球選手会と事務折衝を行い、現役ドラフトを12月9日に開催すると発表した。4回目を迎…
日本野球機構(NPB)は11日、プロ野球選手会と事務折衝を行い、現役ドラフトを12月9日に開催すると発表した。4回目を迎える今年は、一部やり方を変更する。NPB保科法規室長は「詳細は12月上旬に発表します」とした。選手の移籍活性化を目指し、双方で話し合いを重ねてきた。選手会の森忠仁事務局長は「新しい方式になって、より多くの選手を出して移籍する選手が増える可能性があるのかなと感じている」と話した。
現役ドラフトは出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化することを目的に、22年12月に初開催された。
第1回では大竹耕太郎投手(ソフトバンク→阪神)が翌年に12勝、細川成也外野手(DeNA→中日)が24本塁打でブレーク。オコエ瑠偉外野手(楽天→巨人)も出場機会を増やした。
第2回では水谷瞬外野手(ソフトバンク→日本ハム)が移籍し、24年は97試合に出場し、打率2割8分7厘、9本塁打をマーク。佐々木千隼投手(ロッテ→DeNA)は28試合に登板し、防御率1・95で、日本シリーズでもマウンドにあがった。中村祐太投手(広島→西武)は27試合に登板した。
第3回では矢崎拓也投手(広島→ヤクルト)が45試合に登板し2勝0敗12ホールド、防御率1.93。6月から8月にかけては17試合連続無失点を記録し、救援陣を支える活躍を見せた。
なお、以下の8項目の選手は現役ドラフトの対象外となる。
(1)外国人選手
(2)複数年契約選手
(3)来季年俸5000万円以上の選手(1人は5000万円以上1億円未満も可)
(4)FA権を行使したことのある選手
(5)FA資格選手
(6)育成選手
(7)前年シーズン終了後にトレードで獲得した選手(8)シーズン終了後に育成から支配下になった選手