阪神近本光司外野手(31)がFA申請期限の11日、権利を行使するか否かの結論を出す。入団7年目の今季、最短で国内FA権を…

阪神近本光司外野手(31)がFA申請期限の11日、権利を行使するか否かの結論を出す。

入団7年目の今季、最短で国内FA権を取得。10月30日の日本シリーズ終了後に「まだちゃんと考えていないし、考える時間もなかった。残りの野球人生、しっかり自分で主体的に決めていきたい」と語っていた。

10日は兵庫・西宮市の球団事務所をジャケット姿で訪れた。報道陣の問いかけには無言の笑顔で応じた。昨オフにも複数年の大型契約を提示されたが1年契約を選択。今年も複数回、球団と話し合いを持ってきた。阪神はFA宣言後の残留を認めているため、宣言したとしても移籍ありきではない可能性がある。

地元兵庫の淡路島出身。1年目の盗塁王から7年連続でタイトルを獲得し、2度のリーグ優勝に導くなど、球界の顔といえる存在になった。FA宣言した選手は13日から他球団との交渉が解禁される。水面下で獲得に興味を示している球団は複数あるとみられ、宣言した場合には争奪戦が予想されている。