<日米共催女子ゴルフツアー:TOTOジャパンクラシック>◇最終日◇9日◇滋賀・瀬田GC(6616ヤード、パー72)◇賞金…
<日米共催女子ゴルフツアー:TOTOジャパンクラシック>◇最終日◇9日◇滋賀・瀬田GC(6616ヤード、パー72)◇賞金総額210万ドル(約3億1500万円)優勝31万5000ドル(約4730万円)◇雨、気温14・7度、東北東の風1・1メートル◇観衆2696人
日米共催大会が閉幕し、米女子ツアーの新人賞「ルーキーオブザイヤー」の最新順位が発表された。
9月から首位を守る山下美夢有(24=花王)は、今大会で2週連続優勝こそ逃したものの、堂々の3位に入り、新人賞獲得が濃厚になった。
今大会で75ポイント(P)を獲得し、通算1417Pに伸ばした。大会21位に終わり、新人賞レースで2位だった竹田麗央とは、206P差から252P差へとリードを広げた。
この新人賞はツアールーキー21人を対象に、各試合の結果で与えられるP制のレース。通常の優勝が150P、2位が80P、3位が75Pなど順位ごとに付与するPが違う。山下が好調を持続させている現状、残り2試合で竹田に逆転される可能性は低くなった。
新人賞をつかめば、1990年小林浩美、24年西郷真央に続く日本人3人目になる。
また、各試合のトップ10の選手にPが与えられる「プレーヤーオブザイヤー(年間最優秀選手)」争いでも、ジーノ・ティティクル(タイ)に次ぐ2位は変わらなかったが、その差は25Pから16Pに詰め寄った。獲得すれば日本人では、87年岡本綾子以来2人目になる。
この2冠同時獲得は、過去に78年ナンシー・ロペス(米国)、17年パク・ソンヒョンしかおらず、山下が実現すれば史上3人目の快挙になる。