国内移籍を視野に海外FA権行使の手続きを取ったDeNA伊藤光捕手(36)が9日、自らの思いを語った。「横浜の街もチームも…
国内移籍を視野に海外FA権行使の手続きを取ったDeNA伊藤光捕手(36)が9日、自らの思いを語った。「横浜の街もチームも好きですし、本当にすごく悩んだんですけど、自分の野球人生を考えた時に今しかないのかなと思いましたし、もし、お話をいただけるなら、他球団の評価をお聞きしたいなと。どのチームでも勝負する気持ちは変わりませんし、今後の野球人生に生かせればと思って、決断させていただいた」と胸の内を語った。
自主トレをともにした元西武の中島宏之(43)の背中が、自身の決断にも影響を与えた。「中島さんが引退する間際まで自分が活躍する場を求めてやられてる姿を見たり、聞いたりしていて、自分もそうでありたいなと思った」。18年シーズン途中にトレード移籍したDeNAへの愛着や恩義は強いが、野球人として、勝負したい思いがあるのも事実で、ギリギリまで熟考した末の大きな決断だった。
球団からは勝負強さやリード、豊富な経験を高く評価され、宣言残留も認められている。「ベイスターズでたくさんのことを経験させていただきましたし、ファンの方からも温かい声援をいただいて、感謝しかないです。これからどうなるかはわかりませんけど、悔いのない決断をしたいと思います」。FA移籍に際して補償が発生しないCランクとみられ、今後の決断に注目が集まる。