<明治安田J1:G大阪1-1神戸>◇9日◇第36節◇パナスタヴィッセル神戸がアウェーでガンバ大阪と引き分け、3連覇を逃し…

<明治安田J1:G大阪1-1神戸>◇9日◇第36節◇パナスタ

ヴィッセル神戸がアウェーでガンバ大阪と引き分け、3連覇を逃した。

後半35分にG大阪MF奥抜侃志に得点を許しながら、同44分に佐々木大樹のゴールで追い付いたが、同アディショナルタイム7分の絶好機で決めることができず、痛恨ドロー。8日に勝利した鹿島アントラーズとの勝ち点差が7に広がり、残り2戦での逆転の可能性がついえた。

09年の鹿島アントラーズ以来史上2度目、日本人指揮官としては初の3連覇を目指した吉田孝行監督(48)は「残念だけど、積み重ねの結果が今の勝ち点。まだまだできた部分があったかもしれないし、序盤戦にけが人が多く出て、選手がほとんどいない状況での勝ち点も響いた。何かを言い訳にするつもりはないし、自分もクラブも選手も、みんな成長しなきゃいけないということだと思う」と心境を語った。

今季の大きな目標がかなわず、失意の中ではあったが、ロッカールームでは連覇まであと2勝の天皇杯、アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)に向けて意識を向けるように声をかけた。「自分たちは天皇杯もある。今切り替えるのは難しいかもしれないが、まだ天皇杯でタイトルを取るチャンスがある。切り替えていきたい」と前を向いた。