<B3:新潟69-57東京U>◇9日◇アオーレ長岡新潟が1戦目(8日、80-98)の借りを返した。シックスマンのSFポー…

<B3:新潟69-57東京U>◇9日◇アオーレ長岡

新潟が1戦目(8日、80-98)の借りを返した。シックスマンのSFポーグ健(22)がチームを乗せた。第4クオーター(Q)の出だしに連続得点するなど、要所でリングを捉えて流れを引き寄せた。

相手の勢いを断ち、チームを活性化させたのは伏兵のルーキーだった。49-46と3点差に追い上げられた第4Qの開始27秒、左コーナーから3点シュートを決める。その2分後にはインサイドでオフェンスリバウンドを拾ってシュート。リードを8点に広げた。

「まずは2点を決めるという気持ちで入った」。得意なショットは3点シュートだが、この日は攻守とも果敢にリング下に走り込んだ。第1Qも11-7からオフェンスリバウンドを制して2点。8日の1戦目は7本シュートを放って成功は2本の5得点だった。「気持ちを切り替えて、まず泥臭いプレーをする」と臨んだ2戦目、4つのリバウンドのうちオフェンスリバウンドが3と、体を張ることで、チームだけでなく自身をも勢いづけた。

鵜沢潤監督(44)は「若い選手がゲームチェンジャーになってくれた」とたたえた。出場時間は今季の自身2番目に長い21分28秒。10月までは10分に満たない試合が多かったが、11月に入ってコートで過ごす時間が伸びてきた。「シュートを外しても、落ち込まずに守備に走ることを意識した」。練習から徹底してきたことが形になった。

白鴎大4年だった昨季は特別指定選手としてプレーし、今季正式に契約。「チーム内の競争は意識している。勝負の年」。気を引き締めてプロ1年目のシーズンに臨んでいる。