<2025Jユース杯・第31回Jリーグユース選手権大会:鹿島2(5PK4)2鳥栖>◇準決勝◇9日◇香川・屋島レクザムフィ…

<2025Jユース杯・第31回Jリーグユース選手権大会:鹿島2(5PK4)2鳥栖>◇準決勝◇9日◇香川・屋島レクザムフィールド◇日刊スポーツ後援

鹿島アントラーズが延長110分とPK戦の死闘を制し、11年ぶり4度目の日本一に王手をかけた。

鹿島つくばジュニアユース所属のDF布袋田(ほていだ)結太(15)が先制点を挙げ、1度は鳥栖に逆転を許したものの、後半8分にFW高木瑛人(16)の同点ヘッドが生まれた。

延長でも決着が付かず、突入したPK戦で、主将GK新垣祥大(17)が相手5人目を止め、5-4で勝利をつかんだ。

殊勲の新垣は「自分が2失点した分(仲間に)助けられたので、次は自分が助けるという思いだった」とPK戦を振り返り、「気持ち良かったし、うれしかった」と素直に喜んだ。

鹿島は過去、98、04、14年と3度優勝。決勝に進めば100%の勝率を誇り、16日の決勝では広島とのJリーグ屈指の名門クラブ対決に臨む。

DF岩土そら(16)は「鹿島のエンブレムを付けている以上、負けていい試合はない。決勝も勝ちたい」と日本一を誓った。

夏のクラブユース選手権でも初優勝し、勢いに乗る鹿島。トップチームも9年ぶりのJ1制覇を目前にしており、兄弟でタイトルをつかむ。