ソフトバンク東浜巨投手(35)が9日、国内フリーエージェント(FA)権を行使することを表明した。正午過ぎにみずほペイペイ…

ソフトバンク東浜巨投手(35)が9日、国内フリーエージェント(FA)権を行使することを表明した。正午過ぎにみずほペイペイドーム内の球団事務所を訪れ、申請書類を提出。今季で3年契約が満了し、同FA権は23年に取得済みだった。熟考を重ね、出場機会を求めての決断。宣言残留も選択肢だが、獲得に興味を示す全球団と話し合いを持つ意向を示した。プロ通算76勝を挙げ、実績十分なベテラン右腕が野球人生で大きな勝負に出た。東浜の一問一答は以下の通り。

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-球団からは

選手の権利なので尊重しますと言っていただきましたし、宣言残留という形もあるという話もいただきました。そこはありがたく思っています。

-今季はどんな思いでプレーをしたか

どういう状況であれ優勝に貢献できるか、1軍の戦力になれるかを考えて過ごしてきた。この1年間、いろんなことを経験できた。濃い1年だったなと思います。

-誰かに相談は

一番は家族ですかね。嫁にも相談したりして、最終的には背中を押してくれました。

-35歳のタイミングで行使を決断

本当に燃え尽きるまでできたら本望だなと思うので、そこ(年齢)はあまり考えてないですけど。まだまだこれから現役でできると思っています。

◆東浜巨(ひがしはま・なお)1990年(平2)6月20日生まれ、沖縄県出身。沖縄尚学で08年センバツV。亜大では通算35勝。12年ドラフト1位でソフトバンクに入団。17年に16勝を挙げ最多勝。22年5月11日の西武戦ではノーヒットノーランを達成した。通算76勝46敗、防御率3・30。183センチ、84キロ。右投げ右打ち。