◇アジアンツアー◇マオタイ シンガポールオープン 最終日(9日)◇ザ・シンガポールアイランドCC (シンガポール)◇72…

◇アジアンツアー◇マオタイ シンガポールオープン 最終日(9日)◇ザ・シンガポールアイランドCC (シンガポール)◇7295yd(パー72)
浅地洋佑がシンガポールでアジアンツアー2勝目を飾った。首位と1打差の4位から7バーディ、2ボギーの「67」をマークして通算19アンダー。トップで並んだワン・ジョンフン(韓国)とのプレーオフに突入し、1ホール目でバーディを奪った。
2019年の日本ツアーとの共催大会「ダイヤモンドカップ」以来となるアジアンツアー優勝。賞金総額200万ドル(約3億800万円)がかかったインターナショナルシリーズ制覇は23年のオマーン大会を制した金谷拓実以来、日本勢では2人目で、優勝賞金36万ドル(約5523万円)を獲得した。
前半2番から「グリーンの読みが完ぺきだった」と鮮やかに5連続バーディを奪った。15番では「絶対に外しちゃいけないと思った」というシビアなパーパットを決め、「あれを入れられたのが非常に大事だった」。正規の最終18番(パー5)では4mのスライスラインを流し込むバーディでガッツポーズを作った。

1961年にスタートした本大会の日本人による勝利は1976年の内田袈裟彦(うちだ・けさひこ)以来、49年ぶりで史上6人目。浅地にとっては5月の国内ツアー「中日クラウンズ」以来プロ5勝目で、2位に終わった2週前の「インターナショナルシリーズ フィリピン」の借りを返した。
シリーズのポイントランキングは13位から2位に急浮上し「ホント!?知らなかった」と驚いた。11月19日開幕の「PIFサウジインターナショナル」終了時の上位2人には来季のLIVゴルフ出場権が付与される。
1打差の3位にラタノン・ワナスリチャン(タイ)と、ワンとともに首位から出たイ・スミン(韓国)が入った。
9位から出た池村寛世は「74」で通算10アンダーの30位でフィニッシュした。