「明治安田生命J1、京都0-3横浜M」(9日、サンガスタジアム) 京都はホームで横浜Mに敗れ、優勝の可能性が消滅した。…

 「明治安田生命J1、京都0-3横浜M」(9日、サンガスタジアム)

 京都はホームで横浜Mに敗れ、優勝の可能性が消滅した。3連勝の横浜Mは2試合を残してJ1残留が決定。18位の横浜FCのJ2降格が決まった。

 3位・京都は試合前の時点で、8日に勝利した首位・鹿島との勝ち点差が8。この試合も含めた残り3試合で、逆転優勝の可能性を残すためには3連勝するしかない状況だった。

 曺貴裁監督が「終わったものは取り返せない。われわれは目の前の勝ち点3を取らなければ何も起こらない」と必勝を誓って臨んだ一戦。しかし前半25分にエリア内で横浜MMF植中の突破を阻んだMF平戸がファウルを取られてPKを献上した。ここはGK太田がこん身のセーブでMFジョルディクルークスのPKをストップしたが、35分に自陣右サイドで与えたFKから先制を許す。クルークスのFKをFW谷村にヘッドをたたき込まれた。

 後半は負傷明けのMF福岡、FWラファエルエリアスを投入して猛攻に出るが、横浜Mの堅い守備を崩せない。逆に27分にカウンターから途中出場のMF天野に追加点を決められる。追加タイムには植中にダメ押しの3点目を奪われた。

 京都は2022年にJ1復帰後、下位での残留が続いていたが、曺監督5季目となった今季は一時は首位に立つなど躍進。優勝の可能性を残したままシーズン終盤に突入し、ホームのサンガスタジアムでの試合は完売が続いた。残り2試合で02年の5位を更新するクラブ最高順位を目指す。